勘の言い方ならタイトル画像がなぜか取り付けたはずのリアショックが箱に入っている画像というところから察するかもしれませんが、結果としてあまり気に入りませんでした。
レビュー
サスのボルト間の長さがノーマル340mmに対し345mm、私の体重は70kgですがバネレートもおそらく上がっていることから、取付時においてはリアの車高がイニシャル3段階目で2cmほど上がりました。
そのままでは、あきらかにリアが高くなって違和感があったので、イニシャルを1番抜いてみました。それでも1cm程度リアが高くなり、前下がりであまりバランスがよくない印象を受けました。もともとのフロントの柔らかさやストロークの短さも関係していると思います。
また、ダンパーの強さと、バネの硬さからか切り返しのときのサスの入りが悪く、カブの持ってる軽快感もスポイルされたように思います。
私の思った正しい使い方
サーキットのようなところでリアタイヤを中心に曲がるのであれば、ダンピングの効きで安定もしつつ、サスもそこそこ入ると思いますし、さらにフロントのバネレートや車高を上げて前後のバランスを合わせれば1ランク上の車両に仕上げることもできると思いますが(それをやると今度はフロントの剛性不足やブレーキの弱さが気になってくるはずです)、ポン付けの公道ユースではデメリットのほうが大きいと感じました。
ポン付けでメリットのありそうなケース
体重が100kg近くあるとか、大量に荷物を積んだ状態が普通であるみたいな場合は好バランスになると思います。また、ツーリングにおいて段差の乗り越えなどで、直線でのダンパーの効きを好ましく感じる場合はあると思います。
まとめ
見た目が気になったのを変えたかっただけで、全体的にはそんなに大きく変わらないだろうと目論んでいたのですが、思った以上に変化幅が大きかったのが個人的に残念な結果になってしまいました。サスペンションとして劣っているのではありませんので、その点は勘違いなされませんよう。